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おばま工務店的
家づくりメソッド

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建てて20年で資産価値ゼロと言われる日本の住宅

建てて20年で資産価値ゼロと言われる日本の住宅

これまで日本の住宅は、建築後20年ほどで不動産売買の際の資産価値がゼロになってしまう時代が長く続いてきました。それが意味しているのは、どんなにこだわって建てた家も20年経てば古家扱いで、いわゆる土地代だけになってしまうということです。
しかし、近年ようやく日本の住宅事情も変化しつつあります。つくっては建替える家に代わり、これからの時代に求められているのは"良質で住み継いていける家"。きょうは家の資産価値を維持・向上させて、売買の際にも有利な状態を保つための方法についてお話ししたいと思います。

家の資産価値を保ち続けるために

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方向転換した政府の方針

まだ使えるものを大切に使う、ストック重視へ

平成18年(2006)、住生活基本法が施行され、日本の住宅はこれまでのように"造っては壊す"消費型から、欧米のように"良いものをつくり、きちんと手入れをして長く大切に使う"ストック型への転換期を迎えました。つまり単純に築年数によって評価が下がるのではなく、適切なメンテナンスによって質を長く保ち、必要な時に賢く売買することができる家がこれからの主流になるということです。
そのこと自体はおおいに良いことなのですが、それでは適切なメンテナンスとは何?という疑問が出てきます。築20年以上経った家であれば、必ずどこかしらを補修しているはず。ところが住まい手自身も、いつどのような補修をしたかを忘れている場合が少なくありません。これでは家の状態は、極端な話、壊してみなければわからないということになり、そんな家に高いお金を払うのはこわい、ということになってしまいます。
そのような事態を避けるために出てきたのが、「住宅履歴情報」という考え方です。

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住宅履歴情報とは何か

住宅履歴情報とは、一言で言うと住まいのカルテのようなものです。住宅がいつ、誰によって、どのような材料を使って建築されたか、その後どのような補修や修繕、リフォームなどを行ってきたのかの詳細な記録が保存され、蓄積されます。マンションなどでは必ずそうした記録が作成され、管理組合によって保管されますが、それと同じようなものだと考えてください。
この住宅履歴情報があることによってどうなるかは明らかです。これまでには家の査定基準がなかったため、一律に築年数によって査定されていましたが、住宅履歴情報というれっきとした判定基準があれば、それに従って個々の建物を評価し、適切な価格で売買することができます。つまり売買の際に非常に有利になるのです。
また、住宅履歴情報をつくることによって、メンテナンスやリフォームの計画も立てやすくなります。飛び込み営業などの「お宅の土台、腐りかけてますよ」「屋根に穴が空く寸前です」などといった脅しまがいの売込みにも冷静に対処できますね。

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誰が住宅履歴情報を記録し、管理するの?

住まい手に代わって保存・管理してくれるサービスがあります

この住宅履歴情報は通称『いえかるて』と呼ばれ、平成22年(2010)、国交省の提言で取り組みがスタートしました。現在、すでに長期優良住宅の所有者には『いえかるて』を記録し、保管することが法律で義務付けられています。
「えっ?所有者って、それじゃあ住まい手である私たち自身が、そんなややこしいものを書いて保管しなくてはならないの?!」こんな風にほとんどの方は思われるのではないでしょうか。確かに、新築の際には建築業者から情報を受け取り、メンテナンスや小さな修繕のたびに記録を貰い、リフォームの際にはリフォーム業者から・・・となってくると、きちんとデータを保管できるかどうか、怪しくなってくるのも当然だと思います。
そこで住まい手さんに代わって、住宅の履歴情報の保管、維持管理のサポートをする公的な情報サービス機関が登場しました。そこでは建物の情報を一括して管理し、要請に応じて適切なデータを提示してくれます。所有者が代わっても家の情報はここで保存・管理されていますので、次にその家を購入する人も安心です。
おばま工務店では、この公的な情報サービス機関と住まい手さんの間をつなぐサービス『どんどん』を始めました。サービス内容をは下記リンクよりご覧ください。