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おばま工務店的
家づくりメソッド

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心配事を親身に聞き、なおかつ解決能力のある業者を選ぶ

心配事を親身に聞き、
なおかつ解決能力のある業者を選ぶ

はじめに「良い業者の見分け方」です。
簡単に書いてしまいましたが、これがなかなかの難物です。家を建てようとするみなさんは、たくさんの<心配事>を抱えています。

土地は?家の坪数は?
デザインは?借入れの方法は?

それらの心配事の相談に乗り、解決に向けて動いてくれる業者は、基本的に良い業者だと言えます。ただ残念ながら、会社の外観や、接客した一人の営業マンの態度から、それを推し量るのはほぼ不可能です。アメリカには業者と施主の間に立って、お客様の立場で管理代行してくれるスーパーバイザーという組織がありますが、日本にはありません。ではどうすれば良いのでしょうか。やはりいくつかのポイントをチェックして判断基準にするしかありません。そのチェックポイントをお伝えします。

業者選びのチェックポイント

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1

建築現場を見る

建築現場はきれいに清掃され、
整理整頓されていますか?

自分の家を建てるならこの会社がいいなと思う候補を挙げたら、必ず建築現場を見に行きましょう。材料や職人の腕の良し悪しまではわからなくても、現場の掃除の具合なら素人にもわかります。散らかった台所ではおいしい料理ができないのと全く同じで、散らかった現場では気合の入らない雑な仕事しかできません。いくつかの現場を見比べるとすぐにわかりますよ。

建築現場を見る

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2

現場の職人に聞く

質問は
「棟梁が頼むとしたらこの会社に頼みますか?」

気になる会社の現場に行って、大工さんに話を聞きましょう。大手メーカーの営業マンは売るための話法を訓練されています。しかし、つきあうのは契約までで、現場のことはわかりません。そこでいろいろな現場で仕事をし、それぞれの会社のやり方を一番よく知っている大工さんに聞いてみるのです。有効な質問は「棟梁が頼むとしたらここに頼みますか?」。すぐに答えが返って来たらその会社はまず大丈夫。答えなかったら要注意です。
初めてで聞きにくいかもしれませんが、一番の高価な買い物です。勇気を出しましょう!

現場の職人に聞く

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3

住まい手に聞く

完成現場に快く案内してくれますか?

まず目星をつけている住宅会社に「完成して2~3年の家を3件くらい案内してもらえますか」と聞いてみます。ここで案内を渋るようなら要注意です。なぜなら完成して2~3年がもっともクレームが多く、今までの会社の対応がはっきりわかるからです。案内してもらった時は、その家の住人さんと色々とお話ししてみましょう。「実際はどうでしたか」と聞いてみてもいいと思います。相手の方は、最初はみなさんと同じ状態で悩んだはずですのであなたの気持はよく理解してくださるはずです。家を見せてもらって、お話しも聞かせてもらったしっかりとお礼を言うことを忘れないようにしましょう。

住まい手に聞く

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4

値段の提示の仕方を観察する

「え~そんなにまけてくれるの?」と感激しない

「この見積もりよりこれだけ値引きしますので、今月中に契約して下さい」と契約を急がせるメーカーがありますが、相手になってはいけません。その営業マンは自分のノルマ達成に必死なだけ。あなたのことを考えて値引きすると言っているのではないのです。では値引きした分はどうなるか。それは気づかれないところで内容を落とすという結果になって、あなた自身に返ってきます。荒っぽい値引き話には耳を貸さず、見積りが出た時点で、どこをどうすれば合理的に値段が下がるのかを、理詰めで業者と相談することが大切です。
理想的なのは値引きをエサにせず、「このプランでこの仕様であればこの値段です」と、はっきり提示してくれる会社。最初は夢を萎まされたように感じるかもしれませんが、想定外に予算が膨らむことを避けるためにも、お金の話をあいまいにしない業者が最終的には信頼できるということを覚えておいてください。