02 夏でも冬でも快適に
人生の大半を過ごす家は、家族の大切な居場所です。
普段はあまり気づくことはないですが、住まいと家族の健康は密接に関わっています。
夏も冬も心地よく過ごせる快適な家は、家族が健康的に暮らしやすい家となります。
生まれてくる子供たち、成長して巣立っていく子供たち、そして将来家を受け継ぐかもしれない子供たち。
世代を超えて暮らせる家は、暮らしやすさが続くことが大切です。
おばま工務店では暮らしやすい快適な家づくりのため、パッシブデザインを取り入れてます。
自然の力を家づくりに取り入れ、快適かつ省エネに暮らすことを実現するパッシブデザインについて紹介します。
パッシブデザインとは?
パッシブデザインとは、機械に頼らず太陽の光や熱、風など自然の力を利用する設計技術です。
住宅に自然エネルギーを利用することで、省エネルギーな生活が実現できます。
パッシブデザインの5つのキーワード
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01_断熱
断熱化をはかり、冬は熱の逃げを小さくし、夏は熱の入りを小さくすることで、心地よい空間を作り出します。
断熱性を高めるには、建築時に建物の壁や屋根などに断熱材を使用する方法が一般的です。高断熱化を実現すれば建物全体を一定の温度に保持できるため、どの部屋にいても適度な室温で過ごせるでしょう。 -
02_日射熱利用暖房
実際に光の入ることが確認出来る南の窓を大きく取り、冬期の太陽光の日射熱を室内に十分に取り入れて、暖房として利用します。
日射熱利用暖房を使えば、冬の夜間や朝方も快適に過ごすことができます。 -
03_日射遮蔽
日射の遮蔽とは、夏の太陽光を遮る設計を指します。外気温の高い真夏でも、日差しを室内へ入れないための日射遮蔽を取り入れることで、室内を涼しく保ちます。日射の遮蔽を導入するには設計の段階から軒やひさしなどを取り入れ、窓から入る日射を防ぐデザインにすることが重要です。
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04_自然風利用
自然風の上手な利用は、住環境の向上において重要な要素です。風の通り道を考慮して、建物のサッシや天窓、吹き抜け等の大きさや配置を決めていきます。
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05_昼光利用
昼光利用は、照明をつけなくても室内に十分な明るさが確保できる設計を指します。
昼間の自然光を室内に取り込むことで、照明に頼らなくても快適に生活できる明るさが保てます。
やり方は、高窓や吹き抜けから自然光を取り込む手法や、室内の壁や建具を透明や半透明のガラスにして光が通る仕様にするなど様々です。
自然光は明るさの確保だけでなく、心地よい空間を作る効果も期待できるため積極的に取り入れます。