おばま工務店公式サイト

自分の山の木をつかうリノベーション その①

11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2015.04.19

木の家の価値を伝えたい11.5代目です。


住まいずでは、自分の山の木を持っている方は

その山の木を使った家づくりをしています。


今回始まるのは、お施主様のお爺さんが植えた木を使ったリノベーション!

山の木を使って、大規模な改修工事になります。

ビフォアな写真





山の木を使うという事で、先日伐採式をしてきました。



お施主様であるWさんのお爺さんが植えられた山です。

今回はその中でも、樹齢95年の杉を伐採させていただくことに。

すごく奇麗で素敵な山でした♪


その前に、ここの山の木のことについてお母さんにお話を伺いました。

「生前お父さんは、自分で伐採しようと思っていたけど、ここまで育てたお爺ちゃんの苦労が分かるからなかなか切ることが出来なかったんです。」

木を植えた人の想いや苦労が分かるからこそ、逆に切ることができなかった。

それだけ大切に、山を育て守ってきたのだと思います。


でも、一番植えた方の想いというのはきっとこんなことだと思います。

【自分の代ではなく、子や孫の世代で使ってほしい!】

なぜなら、木は植えてもすぐには大きくなりません。

建築の材料で使おうと思ったら、何10年という歳月を必要とします。

そんな想いで木を守ってきたお爺さんを見ていたからこそ、お父さんも迷われたのだと思います。


その想いはお孫さんであるWさんに引き継がれ、今回家の材料として

使わせていただくことになりました。木を切る前に、記念撮影!


お母さんから、しっかりと想いを引き継ぎます!



今回は95年生の杉という事で、伐採士の10代目も木の大きさにびっくり!気合が入ります。




慎重に、切る方角を計画して奇麗に倒れるように段取りします。


木によって色々とクセがあるので、長年の経験をもとに切っていきます。



見事に、狙った方角に倒れてくれました!パチパチ~

切ったあとは、高齢の年輪を数えます。




これである程度の樹齢を確認できるんですね。確かに、100歳近い樹齢でした。



100年生近い杉なので、切り株も大きい!!

この木が、どんな形で使われるのか楽しみですね♪

最後は、お母さんからの差し入れ。



おばあちゃん特製の猪鍋と生椎茸の炭火焼!!美味しそう!!!

あ、ちなみに食べたのは10代目だけというのはナイショですよ(笑)

Wさん、おめでとうございます!! いつもブログを見ていただき、ありがとうございます^^