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地鎮祭で降る雨は、島津雨

11.5代目 有村 康弘お仕事について 2015.06.14

鹿児島の価値を伝えたい11.5代目です。

今日もやっぱり雨。

そりゃ梅雨の時期なので仕方ないのですが

建築会社的には、週末は地鎮祭などのイベントがあります。




基本的に、よほどの大雨なり台風でもこない限りは

地鎮祭はさせていただいています。

何でかというと、こういうお祝い事のタイミングで降る雨は

島津雨だからです♪


島津雨って?!

「島津雨」とは、鹿児島県で使われている言葉です。
雨が降るとおめでたいことの前兆であるとされ、県外からのお客様を
迎える時などに雨が降ると、よく使われるようです。

そのいわれは島津家の始まりまでさかのぼり、島津家の祖・島津忠久の出生に
まつわる説話より誕生したと伝えられています。

その説話とは、島津家の系図によると・・・
島津家の祖忠久の実の父親が清和源氏の源頼朝であるという説を採用して
いるために、清和天皇から始まっているのですが、忠久は本当に頼朝の子供
なのでしょうか。
この系図には、忠久誕生について次のような説話が記されています。

頼朝と結ばれ忠久を身篭った比企能員(ひきよしかず)の妹
丹後局(たんごのつぼね)が北条政子の嫉妬を恐れて西国へ逃げる途中、
摂津住吉社の境内で、雨の中狐火(きつねび)に守られて忠久を生んだ
というのです。

このような説話は、既に室町時代の「酒匂安国寺申状」や「山田聖栄自記」
にも記され、この説にもとづいて、島津家では稲荷神を信仰し、雨を
「島津雨」といってめでたいことがおこる前兆だといっていました。

—–島津家おもしろ歴史館 / 尚古集成館編 より抜粋—–


ということなので、雨が降る地鎮祭でも全然問題ありません♪



これも一つの家づくりの思い出ではないでしょうか。


ちなみに。。。

この写真を撮ってから、スマフォを水没させたのは

ナイショにできない事実です(泣)