11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2015.07.24
木の家の価値を伝えたい11.5代目です。
時々、我が家の大黒柱をぼ~っと眺めていると
あの頃のことを思い出すことがあります。
亡くなった祖父9代目が大切にしていた山のことを。
我が家の大黒柱は、9代目が大切に育ててくれた山の木を使っています。
生前祖父は、よく山に連れて行ってくれて
山の大切さ、木の尊さ、自然の恵みを教えてくれました。
『長生きしたければ、山に行って木を育てなさい』
よく、話してくれた9代目の格言と言える言葉です。
山に行って自然と触れ合い、木を育てることでパワーをもらうそうで
9代目は、ほぼ毎日山に行って木と語り合っていたそうです。
そういう祖父を持つ私としては、自分の家を建てる時に
9代目が育てた山の木を使うのは自然な流れでした。
残念ながら、山の木を切る時には
祖父は亡くなっていたのですが、その想いは今も心に生きています。
親から子へ、子から孫へ・・・
山を大切に、木を守る想いを伝えていくからね。
天国から、山の木を通して僕たちを守ってくれるのを知ってるよ。
木の床板の上で眠れる子供たちなら、きっと問題ないはず!!!