11.5代目 有村 康弘お仕事について 2015.08.17
木の家の価値を伝えたい11.5代目です。
盆休み明けの影響か、問い合わせが多かった1日でした。
一番聞かれたのは、山の木を使った家づくり。
山の木は持っていても、実際にどう使っていいのか分からない。
切ってから使えるようになるまで、2~3年くらいかかるのでは?!
こういう質問、よくいただきます。
では、切ってからどれだけの工程があるのでしょうか?!
まず山で伐採された木は、製材をするために
工場に運び込まれます。
この段階では、まだ乾燥させません。
丸太の状態から、柱などに使えるように製材していきます。
この状態から、乾燥機に入れる前に
桟切りをして、木と木を離して通気をとります。
結構地味な作業なのですが、これをすることで
腐れるの防いだり、運びやすいようにします。
乾燥させる時も、桟切り状態でしたほうが
まんべんなく乾燥されるようになるんですね♪
こう見ると、順番的には
1.山で木を伐採
2.工場に運んで製材
3.桟切りして乾燥
4.乾燥終わってプレカット工場に運ぶ
おおよそですが、1カ月は1~4までの工程でかかります。
(山の状態、木の本数などで変動します)
普通の家づくりでは、この工程がありませんので
山の木を使って家を建てたい場合は、完成までの工期を
少なくともプラス1カ月以上は余裕をみたほうがいいですね!
木を植えた方々のためにも、山の木のある方は
ぜひ、積極的に家に使ってください!!