11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2015.11.12
木の家の価値を伝えたい11.5代目です。
工事現場は、常に天気の影響を受けます。
特に、建て方(上棟)する時は天気予報に釘付けになりますね。
雨だけじゃなくて、風考慮したりと
監督が判断してスケジュールを組んでいきます。
熟練の棟梁達が、あうんの呼吸で組み立てていく姿は
本当にカッコいいですよ~ 無駄のない動きとは、このことを言うんだなと実感します。
ただ、昔この上棟は近所の人たちとの共同作業でした。
今でこそ、クレーンがあるので重いものはクレーンを使って動かします。
効率と安全を考えたら、現在クレーンは欠かせない存在です。
しかし、クレーンがない時代は人力で全作業を行わないといけませんでした。
棟梁だけではなく、近所の方々総出で上棟の手伝いをする。
今では、到底考えられない光景だったことでしょう。
近所の方々も手伝うということで、その労いをする為に
餅をまいたり宴会をしたりという文化が出来たそうです。
同じ家づくりでも、時代と共に変化しています。
しかし、いくら変化しようと家づくりの最大のスパイスは「愛情(想い)」です。
今日も想いを込めて作業をしてくれている職人さん達に、感謝です^^