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台湾と鹿児島の絆 西郷菊次郎の功績

11.5代目 有村 康弘日々について 2016.01.21

木の家の価値を伝えたい11.5代目です。

西郷隆盛と言えば、鹿児島が誇る偉人ですが

息子さんである、西郷菊次郎さんってご存知でしょうか??


(Wikipediaより)

実はこの方、台湾の宜蘭県というところの初代知事をされた方なんです。

当時は、台湾が日本の一部だった時代なので日本人が台湾の統治をしていたのですが

宜蘭を任されたのが、菊次郎さんだったんですね。

彼は宜蘭に、道路、鉄道、学校の建設をはじめ

医療機関の設立や、社会秩序の回復などにつとめました。

さらに、毎年氾濫していた宜蘭河の堤防建設に着手して

多くの市民と財産を守ったそうです。

これは、実際に建設された堤防。

堤防にかかっている橋は、西郷橋と呼ばれていたそうです。

菊次郎さんの功績を湛えて、地元の名士がお金を出し合って

記念碑を建てて、残すことになりました。これがその記念碑。

私たちが西郷さんと聞くと、西郷隆盛を連想しますが

ここ宜蘭の人たちは、菊次郎が西郷さんだったそうです。

そして、2014年に鹿児島と宜蘭のロータリークラブ同士が連動して

こういう看板を作ってくれました。

地元の方は、鹿児島の人に会うととっても嬉しいそうで

案内してくれた方も、日本語の西郷さんの歌を歌って歓迎してくるほどでした。

菊次郎さんみたいに、日本人もあまり知らないような人たちが

台湾発展の為に尽力し、今でも尊敬されているという事実。

鹿児島の人が、異国の地で頑張っていたのはびっくりですね。

そんな台湾の地に、鹿児島から木材を送って

建築のお手伝いができるというのは、これまたご縁ですね~

ちなみに、菊次郎と聞いた時に

この映画を連想してしまったのはナイショです♪