おばま工務店公式サイト

3分間で人生が決まる!! 双子の運命を決めた180秒 後編 エピソード3

11.5代目 有村 康弘3分間で人生が決まる!! 双子の運命を決めた180秒 シリーズ 2016.02.06

携帯復活して、非常に嬉しい11.5代目です。

お届けしてきた、3分間で人生が決まる!! 双子の運命を決めた180秒 シリーズ。

前編

中編

後編 エピソード1

後編 エピソード2

いよいよ後編エピソード3です。

今日でいよいよ、終わるのか?!


ということで、早速続きにいきたいと思います。


結婚式が終わり、ちょっとゆっくりしている頃

なかなか仕事に対してモチベーションが上がらない自分がいました。


全く別な業界で仕事するって、想像以上のストレスだったようです。

そんな中、両親から話がありました。


そもそも、私が小さい頃は住宅会社はやっていませんでした。

木材を製材して、住宅会社に販売する製材所がメインだったんですよね。




家を建て始めたのは、私が高校生くらいの時の話だったんです。


そこにいくつくまでの経緯を話してもらいました。。。


当時は、今と比べて木材の値段が高くて

品質の良い木材を作れば売れる時代でした。


ところが、流通の仕組みが出来てきて

海外の安い木が入ってくるようになってから状況は一変。

いくら品質のいい木材をつくって評価されても

工務店や大工さん達は使ってくれなかったそうなんです。


だって。。。

外材より、かごしま材のほうが高いから!!!


普通の材木屋さんなら、かごしまの木にこだわらずに

素直に安い海外の木を売ればよかったんです。

でも、それを敢えてしなかった。 なぜか?!


それは、植えた人の「想い」を大切にしていたから。


ここで問題。

木は、植えてから家の木材に使えるようになるまで

何年くらいかかるでしょうか??


① 10年

② 20年

③ 50年


正解は。。。。  次回に続く。


③ 約50年でした~~


植えてから、50年近く経たないと価値が付かない山の木。

ここでポイントなのは、そんな時間が掛る木をなぜ植えたのかという事なんです。


お金のことだけ考えれば、山の木を植える仕事って割に合いません。

だって、植えてから50年近く待たないといけないわけですから

30歳の時に植えたら、育つまで80歳近くになってしまう訳です。


では、何で先代たちは植えたんでしょうか?

それは、自分の為に使おうとは思ってなかった。

自分の子や孫の世代の人たちに使って欲しかったからなんですね。


さらに

どうして、次の世代の為に木を植える苦労が出来たのか?!


それは

植えた方たちも、ご先祖様に山の木を植えてもらっていたから。


代々、次の世代の人たちの為に

山の木は受け継がれていたんですね。




そういう仕事を、自分のご先祖様たちが関わっていたという事に

とっても感動しましたし、感慨深いものがありました。


仕事に慣れないとか、環境が変わったことを言い訳にしていた自分が

と~~っても恥かしくなりましたよ(笑)


山を守り、植えた人の想いを無駄にしないようにするための製材所であり

その木を使った家づくりをする住まいずだったわけです。


妻から脅されて説得されて帰ってきた私にとって

この話が仕事をするうえでの大きなモチベーションになりました。

それからは、住宅業界だとか家づくりの仕事だという観点ではなく

「先祖の想い」を伝える仕事をしようと、思えるようになりました。

想いを伝えるのに、経験や知識はそこまで必要ないですからね~


以上が、私が仕事をしている理由です。



世の中には、事業継承をされて会社経営をしている方がたくさんいますが

自分で事業を始めた訳ではないので、色々と葛藤が多い人もいらっしゃると思うんです。


でも、そういう時は

先代に聞いてみればいいと思うんです。

「どうして、この仕事をしているのか?」


やっぱり直接聞かないと、分からない話ってありますよね~

だいたい知っているよ!という方も、一度聞かれるのをオススメします♪


今回、こうやってブログに書かせて頂きましたが

機会を与えてくださった、マックス塾長ありがとうございました!

自分の考えをまとめる、いい機会になりました^^

ここまで読んでいただいた皆様も、本当にありがとうございました!!