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沖縄の伝統的木造建築に出会える中村家住宅

11代目 有村 健弘11代目の住宅業界ネタ 2017.09.10

霧島市のポップスターを目指す11代目です。

 
 
本日も沖縄ネタということで、
 
前回は沖縄は鉄筋コンクリートの住宅がほとんどと書きましたが、
 
昔からそうだった訳ではなく、戦前までは木造住宅がメインだったのです。
 
 
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1日目の最後に訪れたのが18世紀中頃に立てられた木造の農家
 
中村家住宅です。
 
 
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見ての通りの木をふんだんに使った住宅で
 
日本建築的な要素も数多く含まれています。
 
 
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屋根も勿論瓦。
 
国の指定重要文化財にも指定されているこの建物は
 
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中は本土の古い建物とほとんど変わらない設えになっています。
 
 
沖縄っぽい特徴でいえば、
 
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こちらの風よけの為の琉球石灰岩の石垣です。
 
 
これで四方を囲っているので台風が来ても大丈夫そうです。
 
 
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こちらは高倉。
 
湿気対策やねずみなどの対策ということで
 
かなり高いところに入り口が設けてある倉です。
 
 
他にも沖縄っぽいところは色々とありましたが、
 
私が一番衝撃を受けたのがこちら
 
 
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豚舎です!!!
 
 
豚舎は現代でもありますが、
 
明治時代前までの日本だと仏教の影響で肉食は
 
禁止されていたので豚舎というのは昔の日本の家では
 
まずお目にかかることがありません。
 
 
ラフテー、ソーキ、ミミガーなど
 
やけに豚の料理が多いなぁと思っていたら
 
豚を食べる習慣って昔からなんですね~
 
 
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非常に興味深い中村家住宅でした!!!