11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2018.01.07
木の家の価値を、消費税を考えながら伝えたい11.5代目です。
新しい年が始まっての最初の週末。
最初の週末が3連休だからなのか、問い合わせやら打ち合わせやらで
色々と慌ただしかった住まいず事務所。
そんな週末でよく出てきたお話がこちら
「消費税増税に間に合わせたい!!」
やっぱりこの手の話が増えてきたか~という印象です。
ご存知の方も多いと思いますが、2019年の10月から消費税が8%から10%に
引き上げられることが決まっています。(時期が変更になる可能性もあり)
住宅も消費税が適用されるので、2%も増えるのはご勘弁を~というわけです。
じゃあ、どのタイミングで増税が適用されるのか?!
今回の増税に関しては4つのパターンが考えられます。
ポイントになるのは、請負契約を結んだタイミングと引渡しを受ける時期。
1.2019年3月31日までに請負契約を結んで、2019年10月1日以降に引渡しを受ける家 ⇒ 8%のまま
2.2019年3月31日以降に請負契約を結んで、2019年9月30日までに引渡しを受ける家 ⇒ 8%のまま
3.2019年3月31日以降に請負契約を結んで、2019年10月1日以降に引渡しを受ける家 ⇒ 10%適用
4.2019年10月1日以降に請負契約を結ん家 ⇒ 10%適用
大切なのは、2019年までに請負契約を結べるかどうかという点と
契約できなくても引渡しが9月30日までに受けれるかというところ。
前回の5%⇒8%の時にもあったのですが、問題になる可能性があるは2番のパターン。
恐らく来年の今頃は、どこの住宅会社さんも契約に向けての準備で大忙しだと思うんです。
どの会社さんも同時に忙しくなるので、職人不足は材料不足の危険性があります。
それなのに、工期は決まっているわけですから2番のパターンは本当にカオス状態になると思われます。
ここで問題になるのは、引渡しが10月1日以降になってしまうパターン。
前回5%⇒8%の時も、これが問題になりました。
住宅会社は間に合うと言っていたのに、実際は間に合いませんでしたみたいな。
こういうお話を115人くらいの方から聞いた気がします。
消費税増税に巻き込まれたくないのは勿論分かりますが、2番のパターンでいきそうな方は
本当に間に合うのかしっかりと確認したほうがいいと思います。
業界ベテランの方でも、このカオス状態の時は何が起こるか全然予想できないので・・・・
ということで、消費税を意識される方の参考になれば幸いです!