11.5代目 有村 康弘お仕事について 2018.01.20
木の家の価値を、集落丸山から伝えたい11.5代目です。
ここ数年、ニュースでよく取り上げられる話題の一つにこういうものがあります。
「空き家問題」
聞いたことがある気がするけど、具体的にどういうこと~?
と、思う方も多いかもしれません。
ちなみに、日本に空き家とよばれる家が何軒があるかご存知でしょうか?
おおよそ、820万戸もあるんです!!
賃貸や売却用で空いている家もカウントされているので
一軒家(木造住宅)に限ると220万戸くらいあると言われています。
すごい数ですよね~。
でも、この空き家が増えると何が問題なのか?
よく言われるのはこんな感じ。
〇火災発生の恐れ(倒壊などの防災性の低下)
〇犯罪の温床
〇ごみの不法投棄
〇衛生の悪化、悪臭の発生
〇街の景観の悪化 などなど
各地方自治体は、こういう空き家から発生する問題に
みなさん頭を悩ませているんですね。
住まいずも、住宅会社としてこの問題と向き合わないといけません。
ただ空き家を壊すだけだと芸がないので、何が有効活用は出来ないのか?!
ということで、そんな空き家を有効利用している
兵庫県篠山氏にある集落丸山に行ってきました!!
一緒に行ったのは建築業ではなくてても、それぞれの街や地域で
普通の人の11.5倍くらい空き家問題に向き合っている経営者さん達。
集落丸山は20人ほどの住人が住む村で、10軒くらい民家が建っています。
その中に、宿泊用のお家が2件程度あってそれ以外にもフレンチレストランがある蔵や
蕎麦懐石を出す民家がある感じ。働いている方は、みなさんこの地域の住民です。
こちらが宿泊させていただいた、リノベーションした古民家。
昔ながらの家ですが、いい感じに改装してあって梁とか本当に立派!!
基本的には、一棟貸し切りのシステム。
田舎のおばあちゃんの家に来たみたいです。
面白いのはテレビが置いていないこと。
これもわざとみたいなのですが、音楽を聞いたり読書したりと
ゆっくりと過ごしてほしいからみたいなんですね。
確かに、こういう雰囲気でずっとテレビを見るというのも勿体ない感じ。
そして極めつけは朝食!!
朝食を食べたい時間に合わせて、地域の方が家に
直接作りに来てくれるんです!これはすごいサービス。。。
色々とお話も聞けたのですが、最初はこういう事業が出来るか不安だったみたいですが
始めてみるといつの間にか8年くらいたったそうです。
そして、特に使われていなかった空き家がお役に立っているから嬉しいそうで
こういう事業を通じて若い住民も来てくれたそうです。
ただ空き家をリノベーションするだけではなく、地域住民が一つになって
おもてなしをする姿は、空き家対策の一つの解決策なのかもしれませんね!
集落丸山の皆さま、温かい心遣いありがとうございました^^