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同じ西郷どんでも台湾では菊次郎が有名?!西郷どん第21回「別れの唄」

11.5代目 有村 康弘西郷どんネタ 2018.06.04

木の家の価値を、西郷どんを見ながら伝えたい11.5代目です。

いよいよ別れの時がやってきました。



結婚する時から分かっていたであろう、別れの瞬間。
大久保に「薩摩の宝」とまで言わしめた吉之助ですが
別れの瞬間は夫婦どちらも悲しかったわけです。
単純に喜んで帰る~というわけではなかったんでしょう。

それはさておき、今回吉之助の最初のこどもである
菊次郎の誕生シーンが描かれています。



実はこの西郷菊次郎さん。
とある国では、父親の吉之助より有名だったりするんです。

その国はというと、台湾。
この菊次郎という人は、台湾にある宜蘭県の初代知事をされた方なんです。

その功績がすごくて、宜蘭に、道路、鉄道、学校の建設をはじめ
医療機関の設立や、社会秩序の回復などにつとめました。

さらに、毎年氾濫していた宜蘭河の堤防建設に着手して
多くの市民と財産を守ったそうです。



この写真が実際に作られた堤防。
堤防にかかっている橋は、西郷橋と呼ばれていたそうです。



菊次郎さんの功績を湛えて、地元の名士がお金を出し合って

記念碑を建てて、残すことになりました。これがその記念碑。



私たちが西郷さんと聞くと、西郷隆盛を連想しますが

ここ宜蘭の人たちは、菊次郎が西郷さんだったそうです。


そして、2014年に鹿児島と宜蘭のロータリークラブ同士が連動して

こういう看板を作ってくれました。





地元の方は、鹿児島の人に会うととっても嬉しいそうで
案内してくれた方も、日本語の西郷さんの歌を歌って歓迎してくるほどでした。



この写真は2年前に実際、この地を訪れた時の写真です。
今でこそ西郷どんブームで、若い人にも西郷さんの認知が広がりましたが
他の国ではその血縁者が知られているという感慨深さがあるわけです。

来週からは、いよいよ薩摩に戻っての話が始まりますが
もう1回ある島編もすぐに始まっちゃうんだろうな~。

ということで、台湾に行く機会があれば
ぜひ西郷橋を見てみてくださいね^^