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リノベーションだと色々と冒険しやすい?!化粧材VS荒材について

11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2018.11.10

木の家の価値を、リノベーションしながら伝えたい11.5代目です。

先日からお伝えしていた、中古物件を購入したリノベーション現場。

今までの流れはこちらから。

工事がどんどん進んでいき、遂に完成間近になってきました!!



電気もついて、本当にステキな空間になっています。
新築とは違って、既存の建物を工事していくので
何を残して何を壊すのか、構造的に出来ること出来ないことなど
かなーり難易度が高いのですが、出来上がりを見ると感無量ですね。

この柱などは、そのまま残しています。
新築では見ることのできない風景ですが、味があっていい感じ。
こういうリノベーション工事は、色々と冒険できちゃうのがポイント。

新しい部分と古い部分との融合なので、新築では出来ないようなことをチャレンジするいい機会。
今回試したのがこちら・・・・



この壁に張った板がチャレンジポイント。
写真だけでは分からないかもしれませんが、これはいわゆる荒材と呼ばれる材料。
荒材とは、仕上げのカンナ(プレーナー)を掛けていない材料で、のこで切断して製材したそのままの状態を指します。

一般の住宅は、この荒材の状態からこんな感じの綺麗な化粧材と呼ばれる
状態まで加工してから使うことが多いです。特に室内。



そこを敢えて、荒材の状態のまま室内に張るというチャレンジ。
社内では、色々な意見が出ていますが皆さんはどう思いますか??

デザインに正解は無く、住む人が好きか嫌いかが分かれ目ですが
こうやって普段とは違うアイデアが出てくるのも、リノベーションの醍醐味なんです^^

新築ではなかなか味わえない、新旧融合の建物。
建築の奥深さを感じる瞬間でございました!