時代を越えるデザインを見た!旧都城市民会館の解体
11代目 有村 健弘11代目の好きな物ネタ 2019.10.03
霧島市のポップスターを目指す11代目です。
昨日はお客様と共に終日お隣の
都城市で色々と見学の1日でした。
目当ての場所の視察を終えて休憩に移動しようとしたら
こんな建物が目に入って急遽見学することに。
これは建築業界ではとっても有名な旧都城市民会館。
老朽化に伴い解体することになってしまいましたが、
見たのは初めてだったので圧倒されました。
本来は↑の感じの建物で建てられたのは1966年と50年以上も前なんです!
当時都城市にはあまり予算が無かったので
設計を託された
菊竹清訓さんは、構造を外部にむき出しにすることで
コストダウンを図ったとのことだったのですが、そこに無理があったようで完成してすぐ
雨漏りが発生してずっと悩まされることになって解体にまで至ったとのことです。
そのストーリーもすごいですが、何よりとても50年以上の建物とは思えない
デザインの素晴らしさに惹かれてしまいます。
一緒に見学した方が
「解体中というより、いままさに建築されている未来的な廃墟」
とtwitterで表現されていましたが、その通りだと思います。
解体は始まって半分が無くなっても見る者の目を引き付ける外観に
良いデザインは時代を越えるんだなと感じさせられました。
完全に解体される前に見られてとてもラッキーでしたが、
同じく建築に携わる者として時代を越えるデザインを目指していきたいなと
気持ちを新たにさせられた11代目でした。