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商品づくりよりもファンづくり?!よなよなエール流熱狂を生む顧客体験

11代目 有村 健弘11代目の経営について 2019.12.22

霧島市のポップスターを目指す11代目です。

先日に引き続き出張ネタになるのですが、

我らが住宅業界には業界紙というものが存在していて

その最大手の新建ハウジングさんが毎年年末に開催する

次の年の業界を予想する住宅産業大予測フォーラム2020に参加してきました。

今回は「CX(顧客体験)」がテーマということで色んな方が登壇頂いたのですが、

せっかくなのでこのブログでもその内容をシェアさせてもらえればと思います。

トップバッターはよなよなエールで有名な

ヤッホーブルーイングさんの社長の講演。

よなよなエールって日本のクラフトビールの中で最も売れている商品で、

私も個人的に時々飲んでるくらいです。

一般的なビールと違った個性的な味が好きなんですよね^^

そんなよなよなエールですが、発売当初の20年前は地ビールブームがあったそうで

最初の頃は結構売れていたみたいなんです。

でもブームが終わると急速に業績も悪化して大変な時期を過ごしていたようですが、

あることをきっかけに14年連続増収増益という素晴らしい結果をたたき出していました。

勿論昨今のクラフトビールブームもあるんでしょうが、社長が強調していたのは

ファンを作る

ということ。

新商品のPRにスタッフが中心となってSNS上でイベントをしてみたり

超宴という名のファンイベントを毎年開催して

スタッフだけでなくお客様も巻き込んでの活動に展開していって

今では5000人規模のスゴイイベントになっているそうです。

勿論規模もスゴイんですが、

やる度に数千万もの赤字が出てしまうんです、、、

どういうことかというと、普通のイベントだと収益を上げようとしますが、

ヤッホーブルーイングさんはそれをどんどんお客さんに喜んでもらうサービスにしてしまうんだそうです。

その姿勢にファンが共感して更にコアなファンが増えるという好循環が生まれての

好業績にもつながっているというのがかなり痺れました!!

社長はビールを通してお客さんに楽しんで欲しいんだと何度も仰っていましたが、

正にそれってエンターテイメントですよね!

ビールが美味しいのは当たり前で

そのビールを通してお客様を幸せにするという考え方には非常に共感します。

我々の業界もそうですが、

結局のところ

家を建てることが目的ではなく、幸せになる為に家を建てる

ということになるんです。

だからビールも家も幸せになる為の手段なんだなと

改めて思わされた講演でした。

井手社長ありがとうございました^^