11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2021.01.10
木の家の価値を、自分の山の木を使って建てたい11.5代目です。
今日の現場はこちらから
当たり一面が銀世界。
ここが鹿児島なのか信じられないですが、雪が降るとテンションが上がるのは
たまにしか見れないからでしょうか?!
というわけで、黄色いジャンバーの裏に書いてあるのは
自分の山の木で家を建てませんか?という文言。
そうなんです。
この日は自分の山の木で家を建てられるお客様の山へきました。
何だか幻想的な雰囲気でとっても素敵♪
さて、この自分の山の木で家を建てる件なのですが
建てたくても断られることが多いみたいです。そして、こんな理由を言われるもよう
・高くなるから止めたほうがいい
・どんな木が植えてあるか分からないからリスクがある
・乾燥に時間がかかるから工期が伸びる などなど
まあ、普通はそうなりますよね。
だってそもそも自分の山の木で家を建てるなんてことを
やったことのない会社さんが大多数でしょうから。。。
じゃあ、住まいずは何でそんなことをやっているかですって?!
やはりそこには、植えた人の想いを次の世代に伝えたいという考えがあるから。
(ちなみに住まいずの場合は今までのノウハウがあるので、上記のような理由は問題なしです)
この日に行ったのはそんな山の神様に対して
木を伐る報告をする伐採式という儀式。
ただ伐採するのではなく、お祓いをして清めて伐っていきます。
伐採シーンはこちらから
https://www.instagram.com/tv/CJ2L_1MFidP/?utm_source=ig_web_copy_link
その昔、木はとても高価なもので江戸時代などは位が上の人しか
家の材料に使えなかったそうです。戦後も木は高い金額で取引されていました。
それが輸送技術の発達と、外材の流入により木の値段は下降していき
全盛期の5分の1~6分の1までになってしまいました。
木に価値があった時は、山を財産としてもつ人が多くよく売れたそうです。
でも、山を買った人も育てた人も想いは同じなんですよね。
それは子や孫の世代の人に使って欲しいという気持ち。
山の木は植えたら30年以上は家の材料としてはなかなか使いにくいです。
植えた人の代で、植家の材料として使えるかと言うと難しいのが現状。
今回伐採させていただいた木も、年輪を数えると70歳以上だったことが分かりました。
植えた方のことを考えると、70年と言う時を超えて子孫が使うタイミングが来るわけですから
ちょっと感慨深いものがありますよね。
こういう想いがこもった木ですから、同じ家でも何だか守られているような気がするんです。
実際私自身も9代目の山の木を使って建てさせていただいているので、何かあるたびに
我が家の柱などを眺めながら、祖父のことを思い出したりしています。
こちらは、木を使う側から育ててくれた方に対しての感謝状。
こういう感謝の輪を広げて、少しでも家づくり=絆づくりが出来るよに
これからも精進したいと改めて思った次第です!
Kさん、今日は色々とお気遣いありがとうございました^^
ぜんざい最高すぎてて震えましたよ♪
というわけで、自分の山の木で家を建てることに興味がある方は
気軽にご相談くださいね^^