おばま工務店公式サイト

今年初めの棟梁会 技術の伝承をしないとね

11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2016.02.17

木の家の価値を伝えたい11.5代目です。



朝からまた雪が降った鹿児島県。

こんなに雪が降る年というのも、あんまり記憶にないですねぇ。


そんな中、その雪のせいで延期されていた

今年初めての棟梁会を開催!!



今回は、姶良にある完成前の現場に集合。



同じ大工さんでも、その人その人でやり方があるので

こうやって他の大工さんが仕上げた現場を見るって、とっても刺激になるんですよね。

スタッフも一緒に見るので、その場で意見交換もできるので

この棟梁会は貴重な場になってます。



そして、全体で会議。

工程の打ち合わせ、会社からの伝達事項、図面の確認などなど。

今の時代は、携帯があるので電話やメールで済むことも多いですが

こうやって実際に顔を合わせて話さないと分からないこともあります。


さらに大切なのが、技術の伝承。

ベテランの大工さんから、若手の大工さんに

現場で色々と指導する場面があります。


現在の大工さんの問題としてこんなのがあります。

・大工人口の減少
・技術伝承がされない

今の大工さんの仕事は、昔と違って化粧仕事と呼ばれる

木を見せる家づくりがかなり減ってきました。

新建材という工場で加工されたものを現場で組み立てる

プラモデルみたいな家づくりが今の主流になっているこの世の中。

そもそも、昔ながらの家づくりを経験した大工さんが減ってきていることと

人口の減少とともに、大工さんのなり手も減っています。


大工さんって、かっこいいな! 憧れるな~と思われるような

家づくりをしていくのも、地域に根付く工務店の仕事かなと思ったり。


若干風邪気味っぽいなか、思ったのは

概ねそんなところです。