11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2016.07.24
木の家の価値を伝えたい11.5代目です。
仕事上、山に行くことが結構あります。
この日はお客様の山で、伐採式を行うために山の中へ。
植えてから80年以上たっている杉やヒノキが
そこらじゅうにたくさん生えてます。
家を建てる方のおじい様が植えた山の木で
ご両親が大事に守って手入れをしてきた山。
この木を伐採して、家の材料に使おうというわけなんですね。
昔の家づくりは、こうやって地元の山の木を伐採して建てるのが当たり前のことでした。
輸入材の増加により、価格の競争力で劣る国産材が使われなくなって久しい昨今。
放置された山は荒れ放題で、がけ崩れなどの原因にもなったりしています。
この山も、植えた方はもういらっしゃいません。
植えた当時は、自分の子や孫の世代の人たちの役に立って欲しいという想いで
苗木から植えて、手入れをして育ててくれたんです。
10代目が、そんなご先祖様の気持ちを代弁するかの如く
山の木を使う意義と価値を伝えます。
通常、木は植えてから40年~50年はしないと
家の材料としてはなかなか使えません。
だから植えた人が、木が大きく育って使えるようになるまで
見届けることはなかなかできないんです。
なので、住まいずでは木を伐採する前に
植えて方への感謝と、育ててくれた山の神様の為に
伐採式という儀式を行っています。
植えた人
育てた人
使う人
住み繋ぐ人
山の木が想いを繋ぐ家づくり。
「山の木なんて、使ってくれる会社ないでしょ?!」
よくこんなことを言われます。
もちろん、普通の家づくりより手間暇かかるのは間違いないですが
そこに想いがある限り、続けていきたいと思っています。
あなたには、大切にしていた山がありますか?
そんな山があれば、ご先祖様の為にもぜひ使ってあげてくださいね。
自分の山の木で建てるには
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