11.5代目 有村 康弘お仕事について 2016.07.31
木の家の価値を伝えたい11.5代目です。
住宅会社にとって一番忙しいのは週末。
世間的にお休みの時が、一番忙しくなります。
イベント、打ち合わせ、地鎮祭・・・
そんな週末の打ち合わせは、色々な質問を受けることが多いです。
今週末の一番多かった質問は、自分の山の木で家を建てる時の進め方について。
住まいずでは、山を持っている方は
その山の木を切って家を建てるということをしています。
自分の山の木で家を建てるには
上記のページに、ある程度の流れは記載されていますが
今回はもうちょっと突っ込んだお話をしようと思います。
まず、山の木で家を建てたい場合
確認したいことがあります。
1.山の所有者は誰か?
例え持ち主が親兄弟であろうと、しっかりと持ち主に使っていいかの許可をとる必要があります。
勝手に切って、後からもめる事もあり得るので所有者が不明瞭な場合ははっきりさせましょう!
2.山道があるかどうか
山はあるけど、運び出せる山道がない場合は
道から作る可能性もあります。
伐採したものの、運び出せない事態に陥ってしまいますから。
3.木の樹種は?樹齢は??
大抵は杉の山が多いですが、中にはヒノキがあったりセンダンやイヌマキなどの木もある場合があります。
どういう樹種かによって家に使える使えないがでてきます。
(例:構造材にはむかないセンダンは家具に使用するなど)
樹齢が若すぎると、細くて家に使えない場合もあります。
4.間伐してあるかどうか(手入れをしているかどうか)
山の木は、間伐という考え方があります。
間伐とは、茂りすぎた山の木を間引くこと。
詳しいことについてはこちらを参照のこと。
間伐していない山は、樹齢があっても木自体がやせ細っていたり
木の中身が腐れている可能性もあります。
ただ、大抵の場合は手入れをされている山のほうが少ないので
その中でも使える木を探すという作業になります。
5.山と山の境界線はどこか
山を持っているといっても、山全体ではなく山の一部というパターンが多いので
その境界線が分からなければ、どこからどこまで伐採していいか分からないため。
とまあ、こんな感じでしょうか。
実際には現地を下見させて頂きますので
事前に上記の事がある程度分かっておけば有難いです。
(もちろん分からなくてもOK)
大体家1軒につき、100本程度の木を使う事になります。
ただ使える木が100本もなくても、1本からでも大丈夫ですよ~。
ということで、私が山の木についてお話した皆様!
是非山の持ち主さんに確認してみてくださいね~
私も下見に行きますので♪
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