鹿児島の為の木造仮設住宅
11代目 有村 健弘11代目の住宅業界ネタ 2016.12.06
住宅業界のポップスターを目指す11代目です。
昨日は串木野での社内検査を終えて市内へ、
会長が説明をしているこの会は、
鹿児島での災害時に対応する
木造応急仮設住宅を建てる為の
組織作りの総会です。
県内の様々な地域から20社程の工務店が集まりました。
<木造での仮設住宅の意義と価値>
一般的には仮設住宅はプレハブで建てられます。
工期の早さと撤収のし易さがメリットとなりますが、
何分プレハブなので断熱材なども入っておらず、
居住性が低く、健康面などの問題が上がっていました。
そこで東日本大震災を契機に木造による
居住性の高い仮設住宅が徐々に建てられるようになって、
先日の熊本では500棟以上も建てられて
住民の方に非常に喜ばれた実績があります。
これはプレハブが悪いというわけでなく、
長く居住する必要のある仮設住宅は木造にして
居住性を上げていった方が健康面での配慮ができるというメリットからです。
熊本でも数十社の工務店が結集して、ほんの数ヶ月でこれを達成したとのことで、
それに刺激を受けた有志が集まって今回の会は結成されました。
<全ては鹿児島の為>
災害は起こらないことが一番です。
でも、もし何か有事が起こった際の備えは必要です。
その為に普段はライバル関係にある会社さんまで
一同に会しました。
仮設住宅の建設は1社では決して出来ることではありません。
どうしてもチームで組んでいかないと達成できない巨大な事業です。
それを「鹿児島の為に」と、皆さん挨拶の際に口を揃えて言われていたので、
聞いていて胸がアツくなりました。
住まいずとしては、喜んでご協力させていただきますね^^
最後にモデルとなって学ばせてもらっている熊本のチームの
心得が素敵だったのでシェアします。
「くまもとの力」
仮設住宅建設の心得
”どうせ仮設だから・・・“
という考えは捨てよ!
これくらいの隙間は・・・
これくらいの傷は・・・
適当にいいだろう、どうせ仮設だから・・・
仮設だろうが個人住宅だろうが
人が住むところにかわりなし!
これまで培ってきた技術を最大限活かし
最高の仕事をやり遂げよ!