11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2017.04.10
木の家の価値を、雨に打たれながら伝えたい11.5代目です。
ここ最近、ずーーーっと雨が続いてますね。。。
さらに風も強いので、台風でも近づいているのかな?と思うレベル。
先週末はそんな雨の中、地鎮祭が行われました!
降ったりやんだりですが、ほとんど降ってたかな?!
地鎮祭で雨が降ると、縁起が悪いと思う人が多いみたいなのですが
こればっかりは、自然現象なのでどうしようもありません。
ただし、鹿児島ではその意味合いが変わってくるんですよね。
それは、「島津雨」という考え方があるからなんです。(薩摩雨という人もいます)
島津雨とは・・・・・
「島津雨」とは、鹿児島県で使われている言葉です。
雨が降るとおめでたいことの前兆であるとされ、県外からのお客様を
迎える時などに雨が降ると、よく使われるようです。
そのいわれは島津家の始まりまでさかのぼり、島津家の祖・島津忠久の出生に
まつわる説話より誕生したと伝えられています。
その説話とは、島津家の系図によると・・・
島津家の祖忠久の実の父親が清和源氏の源頼朝であるという説を採用して
いるために、清和天皇から始まっているのですが、忠久は本当に頼朝の子供
なのでしょうか。
この系図には、忠久誕生について次のような説話が記されています。
頼朝と結ばれ忠久を身篭った比企能員(ひきよしかず)の妹
丹後局(たんごのつぼね)が北条政子の嫉妬を恐れて西国へ逃げる途中、
摂津住吉社の境内で、雨の中狐火(きつねび)に守られて忠久を生んだ
というのです。
このような説話は、既に室町時代の「酒匂安国寺申状」や「山田聖栄自記」
にも記され、この説にもとづいて、島津家では稲荷神を信仰し、雨を
「島津雨」といってめでたいことがおこる前兆だといっていました。
—–島津家おもしろ歴史館 / 尚古集成館編 より抜粋—–
この島津雨を薩摩雨とも言ったりもするので、それだけ鹿児島に古くから染みついた考えなんでしょうね~。
Kさん、地鎮祭おめでとうございました^^ 完成をお楽しみに!!
そんな雨の中、夢に唐揚げが出てきたのはナイショです。。。。
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