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山に木を植えた人の想いを伝える伐採式

11.5代目 有村 康弘家づくりについて 2018.10.11

木の家の価値を、伐採式しながら伝えたい11.5代目です。

先日、下見をさせて頂いた山の伐採式を行いました!!

伐採式って聞きなれない言葉かと思うのですが
地鎮祭と同じように、その山の木を伐採する前に
山の神様にご挨拶をする儀式です。



まずは代表で切る木を決めて、祝詞を上げてお祓いをします。



切る前に、会長である11代目から山に関してのレクチャーがあります。
この時は大人に向けてというよりは、お子さんに向けてお話をします。

植えた人の想い、育てた人の気持ち、使い人の立場。
いずれ家を引き継ぐであろう子供たちに対して、山の木を使う
意義と価値を伝えます。実は、この時間はとっても大切だと考えています。

家を建てる時って基本的に、子どもの為、家族の為という
誰か大切な人の為に建てる場合が多いです。
ただ、子どもから見ればその時に込められた想いを知る機会ってあんまりないんですよね。
気が付いたらいつの間にか家が建っていた~みたいな。

普通の家ならそれでもいいかもしれませんが、今回のように
ご先祖様が植えて育ててくれた木だと、そうはいきません。

植えた人の想いは、この木を使って次世代に喜んで欲しい。
まだ見ぬ子や孫のことを思って、一生懸命山を大切にしてきたわけです。

その想いに何か恩返しをしないといけないわけではありませんが
そういう想いで育てられたということを、知って欲しいわけなんですね。



この日のことがよほど印象的だったのか
お子さんたちの日記には、伐採式のことが書かれていたそうです^^



ご先祖様の想いに応えるためにも
立派なお家を建てるため頑張ります!!



それにしても、この時期の山は涼しくて
マイナスイオンを普段の11.5倍くらい浴びたのはナイショです。

Uさん、色々とお気遣いありがとうございました^^